海外FX大手3社がバハマで業界団体を設立、規制強化を見据えた動き
Pepperstone、Capital.com、Trade Nationの3社がバハマに新たな業界団体「BIFCI」を設立。海外FX・CFDブローカーの規制対応や安全性に関心を持つ日本人投資家が知っておくべき最新の規制動向を解説する。
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概要:FCAの規制下にある英国ブローカーGildencrest Capitalが、FX・CFD事業を縮小し、株式仲介へ軸足を移した結果、2025年に売上高3倍超・税引前利益381万ポンドを達成。

FX・CFD業者が生き残るために「FXから離れる」という判断を下したとしたら、それは失敗なのか、それとも合理的な経営判断なのか。ロンドン・カナリーワーフを拠点とする英国のFCA規制ブローカー、Gildencrest Capital Limitedは後者に近い結果を示した。2024年に着手したFX・CFD事業の縮小と株式仲介への転換が、2025年決算で明確な成果として業績に表れた。

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英国企業登記局への提出書類によると、Gildencrest Capitalの2025年通期決算は以下の結果となった。
| 指標 | 2025年 | 2024年 | 変化 |
| 売上高 | £1,254万 | £365万 | 2.43 |
| 営業利益(損失) | £381万 | -£5,355 | 黒字転換 |
| 税引後純利益 | £284万 | £20,458 | 大幅改善 |
| FX取引高 | £70.2億 | 前年比 | -20% |
| 株式等取引高 | £48.0億 | 前年比 | +500%超 |
| 株式収益 | £785万 | 前年比 | 2.83 |
出所:Companies House提出書類
FX取引高がさらに20%減少する一方、株式・債券などの資本市場取引高は500%以上急増した。売上高の大部分を占める株式収益が前年比283%増の785万ポンドに達し、全体の業績を押し上げた形だ。
Gildencrestが株式仲介へと軸足を移し始めたのは2024年のことだ。同年の決算では株式が売上高の約90%を占めるまでになっていたが、FX収益の消失で純利益はほぼゼロに近い状態にとどまっていた。いわば「移行期の痛み」を1年かけて吸収した形だ。
2025年はその戦略転換が成果につながった年となった。取り扱い商品の核となる株式・債券仲介では、規模の拡大とともに粗利益も約4倍の約796万ポンドに成長。コストは増えたが、営業利益率は約30%を確保した。
スタッフ数は前年と変わらず9名。スリムな組織体制が、収益の拡大をそのまま利益に反映させやすい構造につながっている点も見逃せない。
CFD関連の収益は31万2,000ポンドと急縮小しており、かつてFX・CFD業者として事業展開していた姿は大きく変わった。
財務改善と並行して、Gildencrestは海外展開も進めている。英国のEU離脱以降、EU市場へのアクセスを失っていた同社は、ポーランド子会社(Tera Poland)を一時的に支店に転換した後、2025年中に清算した。
今後はラトビアでの金融規制ライセンス取得を申請中で、2026年中にリガへの支店開設を計画しているとの記載が決算書に盛り込まれている。ラトビアはEU加盟国であるため、ライセンスを取得すればEU域内でのパスポーティング(相互承認制度)を活用できる可能性がある。
ドバイのDIFCライセンスを持つ支店は引き続き営業中で、中東市場も重点地域の一つと位置づけられている。ただし経営陣は、イラン情勢に伴う地政学リスクを足元の不確定要素として明示しており、「状況が明確になるまで慎重に構える」姿勢を示している。
業績回復を受け、役員報酬も大幅に増加した。役員全体の報酬合計は29万ポンドから120万ポンドへと約4倍に膨らみ、最高報酬を受けた役員は2024年の16万ポンドから75万ポンドへと報酬が増えた。
また、数年ぶりとなる配当として、16万5,288ポンドが唯一の株主である持ち株会社(英領バージン諸島法人のCynelic Investments Limited)に支払われた。黒字転換後に配当を実施するという判断は、経営陣が業績改善の持続可能性に一定の自信を持っていることを示すものとも読める。
Gildencrestの成功は、英国のCFD専業ブローカーが直面している課題と対比すると、より鮮明に見える。同じFCA規制下にある別の英国CFD業者では、機関向けCFD取引コストの増大により年間利益が大幅に低下した事例や、英国での事業撤退を決断したケースも報告されている。
英国では2025年12月時点で、リテール向けCFDサービスの提供を許可されたFCA認可業者はわずか74社にとどまる。規制コストの上昇、競争の激化、マージン圧縮が重なる中で、FX・CFD専業から多角化を進めた業者と、そうでない業者との間の業績格差が広がりつつある。
投資家が海外FX・CFD業者を選ぶ際は、「その業者がどのような収益構造を持ち、規制環境にどう対応しているか」という視点も重要になる。ライセンスの種類や監督機関だけでなく、財務の安定性や事業の持続可能性を確認する習慣を持っておきたい。
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